Windows Serverをゆるゆると愛でる

Windows Server(主にActive Directory関連)について割とヌルく取り上げるブログです。

DNSサーバーのラウンドロビン

Windows Server標準のDNSサーバーには「ラウンドロビン」機能が存在します。
DNSラウンドロビンは同じ名前に対して複数のIPアドレスが割り当てられている場合、順番に割り振っていく機能です。
例えば「svr」という名前に対して以下の3つのIPアドレスが割り当てられているとします。

  • 192.168.1.1
  • 192.168.1.2
  • 192.168.1.3

この場合、DNSサーバーに対して「svr」をクエリするたびに切り替わります。
ドメインコントローラーで実行しています)

f:id:winsrvusr:20160530235434j:plain

svrで問合せするたびにIPアドレスが切り替わっているのが分かりますね。

ラウンドロビンの設定

ラウンドロビンは既定でオンになっています。設定変更する場合は「DNSマネージャー」を使用して変更します。

  1. [スタート]メニューか[サーバー マネージャー]の[管理]から[DNS]を選択し、DNSマネージャーを起動します
  2. エクスプローラーペインからサーバー名を右クリックし、[プロパティ]を選択します。

    f:id:winsrvusr:20160531000019j:plain

  3. [詳細設定]タブを開きます。

    f:id:winsrvusr:20160531000225j:plain

  4. [サーバー オプション]の[ラウンド ロビンを有効にする]を切り替えます。

ラウンドロビンは同じ設定の中にある[ネットマスクの順序を有効にする]と組み合わせることができます。こちらについては次回。