DNSサーバーのラウンドロビン
Windows Server標準のDNSサーバーには「ラウンドロビン」機能が存在します。
DNSラウンドロビンは同じ名前に対して複数のIPアドレスが割り当てられている場合、順番に割り振っていく機能です。
例えば「svr」という名前に対して以下の3つのIPアドレスが割り当てられているとします。
- 192.168.1.1
- 192.168.1.2
- 192.168.1.3
この場合、DNSサーバーに対して「svr」をクエリするたびに切り替わります。
(ドメインコントローラーで実行しています)
svrで問合せするたびにIPアドレスが切り替わっているのが分かりますね。
ラウンドロビンの設定
ラウンドロビンは既定でオンになっています。設定変更する場合は「DNSマネージャー」を使用して変更します。
- [スタート]メニューか[サーバー マネージャー]の[管理]から[DNS]を選択し、DNSマネージャーを起動します
- エクスプローラーペインからサーバー名を右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- [詳細設定]タブを開きます。
- [サーバー オプション]の[ラウンド ロビンを有効にする]を切り替えます。
ラウンドロビンは同じ設定の中にある[ネットマスクの順序を有効にする]と組み合わせることができます。こちらについては次回。